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希望という名の 

この事態で、時間ができたこともあり、映画を見る機会が増えた。
やっぱり映画はハッピーエンドが良い。
どんなに絶望な状況でも、最後は幸せで終わってほしい。
新しい映画もよいのだけれでも、もう結末がわかっている、昔見た映画も見返している。
そして、やるぞ!という気持ちをもらう。
10数年ぶりに「ショーシャンクの空に」を見た。
大好きな映画の一つだ。
見終わった後に、希望が見えた気がした。
この映画でもう一つ思い出すのが、オープン以来、使わせていただいているコーヒー店
東京高円寺の「ジュールベルヌコーヒー」の小山さんだ。
小山夫妻は10数年前、茨城の筑西で、「太陽と月のコーヒー」を営んでいた。
その時に、素敵な名前のブレンドコーヒーを、数種類販売していた。
その中でも特に印象に残っているのが、「希望という名のブレンド」だ。
小山夫妻も「ショーシャンクの空に」が好きで、その映画にちなんで名付けたらしい。(記憶違いだったらゴメンナサイ)

そして今回、世間がこのような状況なので、少しでも家で落ち着いてもらおう、リラックスしていただこう、と思い、
「希望という名のブレンド」をお店で販売したいとお願いしたところ、快く焙煎してくださいました。
そのほかにも小山さんの好きな映画にちなんで、「アバウトタイム」と言う名のブレンドコーヒーも入荷しました。

この機会に「希望という名のブレンド」で希望をもって行動しようと思います。(自分が)
みなさまにも是非飲んでほしいコーヒーです。

ながくなりましたが、コーヒー豆入荷のご案内と、
5月いっぱい、TAKEOUTでの営業というご案内です。
メニューは引き続きインスタグラムをご覧ください。
6月より、営業時間は短くなりますが、店内での営業を開始します。
みなさま、よろしくお願いします。

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都忘れ 

この庭にない花だから。
と、数年前に頂いた都忘れ。
今年もきれいに咲いた。
もう、そのおばあさんには、しばらく会っていない。
今も、元気に暮らしているだろうか。
毎年、この時期、花が咲くと、そのことを思い出す。
これから先も、そうだろう。
都忘れが、教えてくれる。
忘れることのない、物語。

時が創る味 

古いモノが好きだ。
長年使い続け、風雨にさらされ、色が煤け、
時間が経たないと出ない「味」となる。
それは、道具であったり、家具であったり、
洋服や靴であったり、建物であったりする。
手間暇かけたものが、時間という調味料を加えた時、
この世に2つとない「味」を持つものができると思う。
少し大袈裟かもしれないが、そう思っている。

その点、料理はどんなに手間暇かけたとしても、食べたら無くなってしまう。
10年前、ふとそんな事を思い、考えた。
そこで思いついたのが、「継ぎ足し」という日本ならではの調理法だ。
もちろんmikumariで食べてほしいのはミクマリプレートであるのだが、(手間も、原価もかかっているので。)
お店の歴史を創る料理も作りたかった。
そこで、デミグラスソースのように作るカレーを考えた。
mikumariのカレーは、オープンから継ぎ足し、継ぎ足し作っている。
言ってみれば、今のカレーは10年経たないと出ない「味」だ。
mikumariの歴史の「味」なのである。(これも大袈裟)

お店の家具も、お皿もカトラリーも、空間も建物も、そして料理も。
これからも「時が創る味」を味わい、続けて行きたいと思う。
「mikumariの味」は今後どうなって行くのか。
それは、続けて行けばわかるさ。
迷わず行けよ。

この木、何の木? 

植えてみないとわからない。
育ててみないとわからない。
何年か経つと少しづつわかってくる。
自分が植えた木が、何の木なのか。

それは、すごく大きくなる木かもしれない。
挿し木ができて、いろんなところで育つ木かもしれない。
場所を植え替えたほうが、育つかもしれないし、同じ場所で増えて、大きくなる木かもしれない。

自分が植えた木はというと、
10年経っても、それほど大きくなく、挿し木もできそうにない。
違う場所に植え替えたら、枯れてしまうだろう。
でも、根は大きくなった。
これからいろんな花が咲いて、果実もなる気がする。
剪定したり、草むしりをしたり、害虫を退治しなければならない時もあるけれど、
適度に水をあげて、生長を見て行くつもりだ。
自分が植えた木は、まだ何の木かわからない。

木を育てることと、お店を続けて行くことは似ている。
11年目のmikumariも、宜しくお願いします。



物語 

好きな小説や映画がある。
それらに共通していることは、決まっていて、
内容はどうあれ、物語の流れがある意味同じで、
この流れが、自分にとっての感動というか、心地よさというか、
そういったものを超越した、なんとも言えない気持ちにさせる。

それは海にも似た感覚で、大事なのは、小さな波やさざ波で、
押しては返す心地よいリズムを刻みながら、人の心をその場に留める。
波乗りをした人であれば解ると思うが、
波というのは、何十分か、または1時間に一回くらいに大きな波が必ず来る。
その、稀にくる大波、うねりが、人の心を違ったどこかへ運ぶ。
この運ばれた心が、先に書いた「何とも言えない気持ち」にさせるのだ。

これは、お店という「物語」を続けていくことと同じで、
日々の生活が、さざ波であれば、
イベントや改装といったものが、大きなうねりになり、
それが、想像を超えたものだと、お客さまの心を違うどこかに運んで行けると思うのです。
そんなお店って素敵じゃないですか。










皆々様は、mikumariの波に乗れてるかい?