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水盤 

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mikumariのトイレの水受けは、実家の倉庫に眠っていた「水盤」を利用したものです。

現代ではこれに水を張り、夏の草花を浮かべ涼をとったりしますが、江戸時代には「水盤」に張った水に、空に浮かぶ月を映して楽しむのが風流だったといいます。

今日は十五夜、中秋の名月。

月見だんごを食べながら、ふとそんな事を思った秋の夜。

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玉葱 

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夜更けに厨房で1人男泣き。
その姿をトイレに起きた息子に見られる。
急いで近くの『玉葱』をみじん切り。
父としての涙を見せるのはまだチョット早いなぁ。

何処へ流れて行くのか 

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mikumariのすぐ近くを流れる「野元川」。
栃木県の代表的な米の産地である芳賀町にかかせない、文字通り「野の元となる川」です。
疲れた時や気持ちの整理がしたい時、私はよくこの川を眺めます。
水の流れを見ていると、すべてがリセットされていきます。
そして、「自分の店もこの川のようにしていこう」と思えてくるのです。

野元橋の近くに、1人でいる人影をみかけたら、それは私かもしれません。

記念日 

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mikumariがオープンしたときはまだ塗ってない壁があったり、照明もなかったり、席数もテーブルも今より少なく、ロフトも屋根裏のスペースもありませんでした。
営業しながらコツコツ足していき、ようやく今のスタイルになったのが数ヶ月前。
今日でオープンして一年。
というより、これからオープンというような気持ちです。

今後とも宜しくお願い致します。

存在する意味 

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mikumariを構成するほとんどのモノが、廃材、古材を利用しています。
それらは世間から見れば、いらなくなったゴミですが、それに文字を書いたり、色を塗ったり、組み合わせる事によって、「存在する意味」を持たせることができるのです。

例えば、朽ちた枕木、錆びた鉄板と鉄棒、使わなくなったドアノブ。
それらを組み合わせ、mikumariの看板はできました。

他にもいろいろなモノを使って店内、店外を造りました。
高いアンティーク品ばかりをそろえるのではなく、そこにあるモノを使って、なにができるか考えてみる。
そうすることによって、素材の「味」がでてくると思うのです。
それはデザインでも、家具でも、料理でも同じだと思うのです。

手をかけすぎるのではなく、素材の声に耳を傾けてみる。
簡単なようで、なかなか難しい。
いろんな意味で、人生のテーマかも知れません。

大根 

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生では、辛くて硬い『大根』でも、
煮れば、甘くて軟らかい。
苦手なあの人にも接し方を変えてみよう。
『大根』の調理法みたいに。

豚肉について 

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mikumariで使用している豚肉は「和豚もちぶた」とよばれる地豚を使っています。
今の養豚のほとんどが生産性を上げる為に、豚を狭い所に詰め込み、さまざまな薬をエサに混入するなどして、豚の肉質や安全性を低下させてきました。
そんな養豚を疑問に思う人達が集まり約20年前、健康で安全な豚肉をつくろうと「もちぶた」づくりは始まりました。飼料は出所の分からないものや、添加物としての抗生物質は一切使用せず、問屋などを通さず直接農場に運ばれます。栃木では5ヶ所の農場で共同飼育しておりのびのびと育てられています。
この「もちぶた」は市場には出回らず、ある一定の販売店に卸されます。その販売店の1つがmikumariから車で5分程の所にある、森精肉店です。その都度使うごとに注文しているので、料理に応じた発注ができ、程よい熟成のものがすぐ手に入るのです。
この「もちぶた」、臭みがなく、やわらかで、脂に旨みがあり、とてもサッパリしています。豚肉が食べられない人でも、この豚肉は食べられるという声を何人にも聞きました。お店では日替わりプレートで調理しています。是非、試してみてください。