歴史を継いで行く 

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例えば、いつも使っているお気に入りのコーヒーカップ。
例えば、大勢で食べるのにちょうど良い大きめのサラダボール。
例えば、記念日には必ず使用している角皿。

それらは使われる度に、そこにまつわるドラマがあり、もし、それらが破損し、使われなくなり、捨てられるのならば、物語はそこで終わる。


今ほど「モノ」のなかった時代は、欠けたり、割れたりしたら、それを捨てずに直し、大切に使った。
それは代わりになるものがないから、そうするしかなかったのかもしれない。
でも、本当に使い慣れている「モノ」は形が変わっても使い続けていきたいと思う。
そういう思いも絶対にあったはずだ。

だから今、大事に使っている器が破損したら、私は直して使っていきたい。
例え、時間や手間がかかっても。
「金継ぎ」するということは、「歴史を継いで行く」ことだと思う。
その器のこれからの物語を見てみたいから。

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相棒 

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4年前からの付き合いになる、我が相棒。
ある時には木材を、またある時には薪を、土を、野菜をと、家、店、家具造りから、庭や料理まで、いろいろと助けてもらいました。
もう、mikumariにとっては、なくてはならない存在です。

私にとっては、どんな車よりもカッコイイ。
そんなに頼りになる、相棒です。

セロリ 

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好き、嫌いが分かれる『セロリ』。
だが、おいしい「フォン」をとるには絶対に欠かせない。
脇役でも、
なくてはならない存在なのだ。

脇役でいいと思う。
誰かに必要とされているのなら。






鹿の角 

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mikumariの屋根裏の窓際の席には、鹿の角が飾られています。
これは、亡き祖父が足尾町(現 日光市)の山中で獲ったものですが、天然のもので、ここまで左右対称のものは珍しく、実家の倉庫に30年以上ねむっていました。
屋根裏部屋を使うにあたって、なんとなくこの場所に飾ろうと思ったのです。
あとで父から聞いた話ですが、祖父も屋根裏部屋に飾っていたそうです。

今の季節、屋根裏は暖かく、お茶をするには最高の場所です。
居眠りするにも最適です。
のんびりとした午後のひと時を。

まぼろしの店 



   まぼろしの店

どこかにあればいい
地図にのっていない まぼろしの店
舌ざわりのいいゼリーや
かわいいブローチを売る店なら知っている
夢を売る店にはちがいないけれど
品物でないものを 扱っている店があればいい
生きていることが むなしくなったとき
未来が思い描けなくなったとき
希望や情熱の手がかりがつかめる
そんな店が
どこかにあればいい 

             かど創房刊  坂本京子詩集
             「はずかしがりやのねこ」 より


正月に、ふと目にした詩。
心にスッと入ってきました。
ブレていたピントが合った気がしました。
忘れたくないと思い、ここに記します。

さあ、またゆっくりと歩いてゆこう。