臆病風 

夢をみた。
その夢にはもう一人の自分がいて、
遠くで何かを叫んでいた。
夢の中の自分に近づいてみると、
「逃げんのかよ」と。
「人には偉そうなことを言って、自分は逃げんのかよ」と。
その旅に出ることを決めたのは、その夢がキッカケだったのかもしれない。

その旅はもちろん楽しかったけれど、
普段、1人で全てやってきたと思っていた自分の未熟さや、
ふがいなさ、或いは過信を知ることになる。
いろいろな人に支えられて、ここまで来れたのだと。

いつも強がっていたけれど、できないことや、やりたくないことに、
適当な理由をつけて、臆病風に吹かれていただけなんだ。
旅に出てみないとわからないことを、この旅は教えてくれた。

「その旅を決意したのは、季節のせいだけではなくて、
前に出会った人々や、その場の空気を感じたくて、
君たちと共に、旅に出たんだ。」
こう書けば、カッコイイだろう?
でも旅から帰ってからは、楽しかった思い出よりも、反省の毎日で、
また臆病風に吹かれている。
そんなカッコイイことなんて書けない、そんな自分がいる。

この臆病風がやんだら、また一緒に旅に出よう。
そのときまでは、またお互い別の道だけど、
今度は最後まで、旅が終わってもみんなと笑っていたい。
でも、また迷惑かけても、大目に見てよ。
あいつじゃあ、しかたないって。

良い旅をありがとう。








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