続々 火のゆらめき 

火というものは面白くて、
簡単に点くときもあれば、なかなか点かない時もある。
どんなに大きな薪を入れても、ほうっておけばいつかは消える。
消えたと思っても、よく見ると「燠」がまだあって、薪を足せばまた燃え上がる。

色も様々で、その時の状態で変化する。
どんな火の色も好きだが、特に好きなのは、
木の芯まで入った「燠」の色だ。
これ程綺麗な色はそうそうない。

また、火は音も奏でる。
燃え始めはバチバチと大きな音を立てるが、
次第に小さくなり、「燠」になるころには囁くような音しかしない。
この音が、また心地良い。

こう考えると、自分の中では「燠」の状態が、
一番大好きな火の状態だと言える。

「燠」とは言ってみれば、火の最後の状態で、
放っておいたら消えてしまうし、薪をくべればまた吹き返す。
その美しい「燠」をいつまでも維持できないのだ。

今の自分のココロも、この「燠」のようにくすぶっている。
どうせ放っておいたら消えてしまうのであれば、
小さくても良いから、薪をくべてみようと思う。
どんな色で、どんな音を奏でるか。
火も人生も、自分の目論見通りに行かない。
そこがまた、面白い。

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